いそだむ

おおよそ乙女ゲーム感想ブログ

隻眼女たらしとCERO:Bとバンビーナ


デビト√感想です!

いやはや、デビトさんね。パーチェ√やってるときから、ジョーリィへの憎しみ爆発しててこいつ闇深い枠なのかなって思ってたんですが。そうだったといえばそうだったし、そうじゃなかったといえばそうでもなかった。バァンビィーナァ!

デビト√は矛盾をあんまり感じなかったのでするっと読めたなぁと。特に過去を乗り越えるっていう側面でのストーリーは、デビトの人間臭さに安心しました。パーチェ√でも思ったんですが、デビトの感覚ってすごく共感しやすい。ジョーリィのことすごい恨んでるから、親でも殺されたのかと思ってたのですが、そんなことはなかったのでちょっとだけ拍子抜けしましたが。まぁ、ジョーリィにタロッコと契約させられて、望まない力を手に入れて、そのせいで毎日目は痛いし悪夢は見るし……こんな理不尽耐えられない!って思うのも最もだなぁと思う。私もその立場だったら確実にジョーリィ殺したいと思ってると思う。…んだけど、先にパーチェ√やってるとなんか…って思ってしまったのが拍子抜けの原因だと思うのね。彼、特に望んだわけでもないのになんか契約させられたタロッコのせいで30で死んじゃうって契約させた本人に言われるんだよ。もう私だったらその場で殺しにかかってるよ。そのくせジョーリィのことは殺したいほど恨んでないし、このルートで、みんな(ジョーリィ含む)で幸せになりたいよ!みたいな趣旨こと言ってのけるんですけどね。なんかパーチェ心が広すぎるぜ…って感じた√でした。デビトの感想どこ行ってん。
今思うと、2人は対称的な人の気がしますね。パーチェは聖人もびっくりくらい心が広くて楽天的。一方のデビトは、すごく人間的で、暗くて消極的な気持ちを持ちがちで、私のタチもありますが、すごく共感しやすい人だと思います。でも2人とも、今を刹那的に生きてるという点では一緒だというのが面白いところですね。
デビトに話を戻します。頭の方でも言いましたが、デビトは反応や感情が結構普通の人間臭いな〜と感じました。感情移入しやすかったです。少し子供っぽいところがあるなとは思いましたが。力を望んでいなかったと言い続けてることを考えると、彼は平和で穏やかな普通の生活に憧れて生きてきたのかもしれないなと思います。タロッコと契約さえしなければ、デビトは本当に普通な、女の子が好きなただのレガーロ男として生きていたのでしょう。島に縛られてるとも言っていたので、島の外に出ていたかもしれませんね。フェリチータに出会って世界が刹那的に見えなくなる前までは、いわばレガーロは彼にとって鳥籠で、ジョーリィは籠に閉じ込めた飼い主で、未来には夢も希望もありゃしないと思っていたようなデビトが、心から愛しいと思える人に出会えてレガーロは鳥籠だという概念から解き放たれて、愛しい人と共に前を向いて生きていきたいと思えたのだと思うと良かったなぁ…としみじみ思います。愛は偉大だ………。デビト、がっつりフェリチータに求愛する頃にはもうなんかフェリチータは俺の女だしフェリチータ以外は考えられないみたいなこと言い出すからお前結局いつフェリチータに落ちたんだよ!!添い寝かな??添い寝なのかな!?ってなったことは水に流すね………。デビト√はココアルフル活用してもう一回やりたい。心の中覗きまくりたい。いつ落ちたんだお前。ほんでどの瞬間にフェリチータはほんまにお前のモンになったんや。

後、デビトのアルカナ能力発動時の技の名前(?)、吉野さんが妙に流暢で笑ってしまった。ごめん吉野さん。

最後にもう一言言うと、このゲーム、ほんとにCERO:Bだよね…?…いやはやごちそうさまです。個人的にはED1の方が2より好きですかね…。ED2も、デビトがフェリチータとの未来についてすごく前向きに語ってくれるので、個人的に胸が熱くなるんですが。もちろんED3の逃亡きゃっきゃうふふエンドも好きです。ルカの鳩はいつでも出てくるのね。そして言うことを聞くのね。

そんな感じで折り返しました。次はルカちゃんかダンテか………。親子残すのも悪くないかなー。